Dify を動かすVPSの選び方と料金比較
Dify を自分のサーバーで動かすには、メモリ 4GB 以上のVPSが必要です。国内VPSのどこにテンプレートがあり、いくらかかり、最初に何でつまずきやすいかを、公式情報から整理しました。
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必要なメモリ
4GB最小8GB推奨
テンプレートがある国内VPS
4社
ConoHa VPS、シンVPS、KAGOYA CLOUD VPS、ABLENET VPS
月額の目安(4GBプラン・1か月契約)
1,760円から
いちばん安いのは KAGOYA CLOUD VPS
Dify に必要なメモリとスペック
開発元の文書の最小要件は CPU 2コア以上・メモリ 4GiB以上。ConoHa のテンプレートは最小 4GB・推奨 8GB以上としています。
| 基準 | メモリ | 出どころ |
|---|---|---|
| 最小 | 4GB | Dify 公式ドキュメント、ConoHa ドキュメント |
| 推奨 | 8GB |
国内VPSの料金比較(Dify が動くプラン)
Dify の必要メモリを満たすいちばん小さいプランを、事業者ごとに並べています。順番は、更新後も続く料金の安い順です。
最小構成(メモリ 4GB 以上)
| 事業者 | 該当プラン | 1か月契約 | 12か月契約 | テンプレート |
|---|---|---|---|---|
| KAGOYA CLOUD VPS | 4GB / 4コア / 600GB | 1,760円 | 1,617円 | あり |
| シンVPS | 4GB / 3コア / 50GB | 1,800円 | 1,650円 | あり |
| ABLENET VPS | 4GB / 3コア / 80GB | 2,167円 | 1,706円初回 1,536円 | あり |
| ConoHa VPS | 4GB / 4コア / 100GB | 2,189円初回 1,752円 | 1,791円初回 1,415円 | あり |
| XServer VPS クラウド | 4GB / 4コア / 50GB | 2,480円 | 2,068円 | 確認できず |
| さくらのVPS | 4GB / 4コア / 200GB | 3,520円 | 3,227円 | 確認できず |
| XServer VPS | 新規受付を停止中(状況) | |||
推奨構成(メモリ 8GB 以上)
| 事業者 | 該当プラン | 1か月契約 | 12か月契約 | テンプレート |
|---|---|---|---|---|
| ABLENET VPS | 8GB / 4コア / 160GB | 2,936円 | 2,400円初回 2,280円 | あり |
| KAGOYA CLOUD VPS | 8GB / 6コア / 800GB | 3,410円 | 3,135円 | あり |
| シンVPS | 8GB / 4コア / 100GB | 3,450円 | 3,170円 | あり |
| ConoHa VPS | 12GB / 6コア / 100GB | 4,389円初回 4,082円 | 3,591円初回 2,801円 | あり |
| XServer VPS クラウド | 8GB / 8コア / 100GB | 4,540円 | 3,784円 | 確認できず |
| さくらのVPS | 8GB / 6コア / 400GB | 7,040円 | 6,454円 | 確認できず |
| XServer VPS | 新規受付を停止中(状況) | |||
- 料金は税込の月額で、2026年10月6日に各社の公式ページで確認したものです。12か月契約は、まとめて払う金額を1か月あたりに換算しています。
- 「初回」と添えてある金額は初回契約時だけの割引価格で、大きい数字が更新後も続く料金です。
- 契約の種類(公式ページのどのタブの数字か)と全プランは、受付状況と料金に事業者ごとに書いています。
テンプレートがある事業者と、その違い
テンプレートは、申し込み時に選ぶだけで Dify が入った状態のサーバーが立ち上がる仕組みです。同じ「テンプレートあり」でも、条件と最初の手間は事業者で違います。
| 事業者 | 利用条件 | 独自ドメイン | 作成直後の状態 |
|---|---|---|---|
| ConoHa VPSスタートアップスクリプト「Dify」 | Ubuntu 24.04。最小 4GB・推奨 8GB以上 | 不要(初期のホスト名でHTTPS可) | サービス停止中。SSHで接続して起動する |
| シンVPSアプリイメージ「Dify」 | 4GBプラン以上 | 必要(SSLの設定にドメインを使う) | 申し込み後に自動でインストール。セットアップ手順はマニュアルに記載 |
| KAGOYA CLOUD VPS簡単アプリケーションセットアップ「Dify」 | 対応OSは公式の対応表で確認 | 確認できず | 確認できず |
| ABLENET VPSセットアップツール「Dify」 | アプリ別の起動イメージ(Ubuntu 24.04 LTS)を選ぶ。推奨プランは L4(10GB) | 不要(割り当てられるホスト名、または独自ドメイン。SSL は Let's Encrypt) | SSHで接続してセットアップ用のコマンドを実行する。インターネットに公開された状態で入るので、導入後に認証・パスワードを設定する |
事業者ごとのテンプレートは何が違うか
ConoHa VPS・シンVPS・KAGOYA CLOUD VPS・ABLENET VPS の4社に Dify のテンプレートがありますが、始めるまでの条件が違います。いちばん差が出るのは、独自ドメインが要るかどうかです。
ConoHa VPS: ドメインなしで始められる
- ドメイン: 最初に割り当てられるホスト名でHTTPS通信ができます。独自ドメインは後から設定できます。
- 作成直後: 安全のため、Dify は停止した状態で作られます。SSHで接続して起動します。
- 通信の許可: セキュリティグループで 80番と 443番のポートを許可しておく必要があります。
- 証明書: HTTPSの設定を実行すると、SSL証明書の自動更新が有効になります。
- メモリ: 最小 4GB、推奨 8GB 以上と案内されています。
シンVPS: ドメインの準備が要る
- ドメイン: Dify の利用にSSLの設定が必要で、ドメインを事前に用意します。ネームサーバーをシンVPSに向けるか、AレコードをVPSのIPアドレスに向けます。
- プラン: 4GB プラン以上で利用できます。
- 通信の許可: パケットフィルターの設定が必要です。
- トラブル対処: マニュアルに、アップデートに失敗する場合や、アップデート後に起動しない場合の対処が載っています。
KAGOYA CLOUD VPS: 日額課金で短く試せる
- テンプレート: 「簡単アプリケーションセットアップ」の一覧に Dify があります。対応するOSは公式の対応表で確認してください。
- 契約: 日額課金なので、短く試してやめることができます。
- 詳細: ドメインの要否と作成直後の状態は、公式ページで確認できていません。
ABLENET VPS: セットアップ用のコマンドで入れる
- 入れ方: 管理画面で Dify 用の起動イメージを選んでサーバーを初期化し、SSHで接続してセットアップ用のコマンドを実行します。
- ドメイン: 割り当てられるホスト名か、独自ドメインを使います。SSL証明書は Let's Encrypt です。
- 推奨プラン: 公式の手順ページは L4(メモリ 10GB) を推奨プランとしています。
- 導入後: インターネットに公開された状態で入ります。導入後すぐに、認証とパスワードを設定する必要があります。
- 試用: 10日間の無料お試しがあります。
始める前に知っておくこと
- 管理者アカウントはすぐ作る: ConoHa のドキュメントは、初期セットアップが終わるまで誰でもアクセスできる状態になると注意しています。サービスを起動したら、続けて管理者アカウントを作ってください。
- AIモデルの利用料は別: Dify 自体は無料でも、呼び出すAIモデルの利用料は使った分だけかかります。
- アップデートは自分で行う: セルフホストでは、アップデートとバックアップが自分の作業になります。アップデートの前にバックアップを取っておくのが安全です。
- 余裕を見るなら 8GB: 複数人で使う、文書をたくさん読み込ませる、という使い方なら、推奨の 8GB 以上、または後から上のプランに上げられる事業者を選びます。
クラウド版とセルフホストの違い
Dify には、開発元が運用するクラウド版と、自分のサーバーに入れるセルフホスト版があります。
| クラウド版(サンドボックス) | クラウド版(プロフェッショナル) | セルフホスト(Community) | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 年払い 590ドル(税抜) | ソフトは無料。VPS代がかかる |
| メッセージクレジット | 200 | 月 5,000 | — |
| チームメンバー | 1名 | 3名 | — |
| アプリの数 | 5個 | 50個 | — |
| 運用 | 開発元が行う | 自分で行う | |
クラウド版の内容は、2026年10月6日に Dify の料金ページで確認したものです。セルフホスト版は「Dify オープンソースライセンスに準拠」とされています。事業で使う場合は、ライセンスの条件を開発元のページで確認してください。
よくある質問
- Dify はメモリ 2GB のVPSで動きますか?
- 開発元の文書は最小要件を「CPU 2コア以上、メモリ 4GiB 以上」としています。2GB はこの要件を下回るので、4GB 以上のプランを選んでください。
- Dify を動かすのに独自ドメインは必要ですか?
- 事業者によります。ConoHa VPS のテンプレートは、最初に割り当てられるホスト名でHTTPS通信ができるので、独自ドメインなしで始められます。シンVPS のアプリイメージはSSLの設定にドメインを使うため、事前にドメインの準備が必要です。
- VPSの料金のほかに費用はかかりますか?
- かかります。Dify から呼び出すAIモデル(OpenAI や Anthropic など)の利用料は、VPSの料金とは別に各社へ支払います。
- テンプレートを使えば、申し込んですぐ使えますか?
- すぐには使えません。ConoHa VPS のテンプレートは、安全のためサービスが停止した状態で作られます。SSHで接続してサービスを起動し、ブラウザで管理者アカウントを作る作業が必要です。
- クラウド版とセルフホストはどちらが安いですか?
- 使い方によります。クラウド版のプロフェッショナルプランは年払いで590ドル(税抜)です。セルフホストはソフトが無料で、かかるのはVPS代とAIモデルの利用料です。ただし、アップデートやバックアップは自分で行う必要があります。
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